知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ
https://gyazo.com/e58ccf587201f13ae186d570e157a651
どこで見たか覚えていないが積読していて読んだ
大学教授という著者の性質だと思うが、大学1年生でも理解しやすい平易な文章で書かれているのが印象的
冒頭でプリント課題にA,B,C,Dといった赤字を書いて生徒に返したら成績だと思ったというくだり
成績だとは一言も言ってないのに思い込みや慣例的な理解でそうなるみたいな種明かしするやつ
20代で制作会社に受けさせられた自己啓発セミナーを思い出してうんざりしたけど我慢して読んだ 学生に馴染みやすい内容にしているからか例示がやたら長い場面があり章の主題がぶれている時がある
概念化という方法のメリットは、共通性を高め、個別の細かな事情を切り捨てていくこと(捨象するということ)にあります。 実体化してとらえられたマジックワード(魔法のことば)を使うと、何となくわかった気にさせられてしまいます。こういうときこそ、これらのことばをいったん主語の座からおろしてしまう。そして、実体化していることで何が見えなくなっているのかを考えるのです。
一般的には、〇〇化などといった間口の広い言葉がでてきたらまずは立ち止まるというのはそのとおりだ
「なぜそれが問題なのか」と並んで、もうひとつメタを問う問いの立てかたとして、「ある問題を立てることで、誰が得をするのか、誰が損をするのか」という問いをあげることができます。